40歳を過ぎて老眼になった頃から、遠近・中近眼鏡、拡大鏡、デジタル顕微鏡などを試してきた。その末に実体顕微鏡を買った。
使ってみたら、老眼になる10年前に買うべき道具だった。
この一連の記事は特定メーカーを薦める記事ではない。模型工作をする人に、実体顕微鏡という選択肢があることを知ってもらうためのシリーズ記事だ。機材選定、見え方、実際の工作はそれぞれ別記事で詳しく扱う。
老眼対策で買った。でも、これは老眼対策の道具じゃなかった
細かい部分が見づらくなってから、近々眼鏡やデジタルマイクロスコープなど、いくつかの方法を試してきた。その過程でAIに相談して知ったのが実体顕微鏡だった。
購入理由は単純に「見えないものを拡大したい」だった。しかし、実際に使ってみると評価は大きく変わった。これは見えなくなったものを補うだけの道具ではない。肉眼で見えている時期から、工作の精度を一段引き上げるために使える道具だった。

電源すら必要ない精密工作機械
照明を別にすれば、実体顕微鏡は完全な光学・機械装置だ。電源もUSBもOSもいらない。起動時間も表示遅延もない。覗けば、その瞬間から使える。
最新のAIに何年も老眼対策を相談した末に辿り着いたのが、電源すら必要としない、100年以上の歴史を持つ光学機器だった。
この古典的な機械が、現在の模型工作環境で最も頼れる道具の一つになった。
AIに何年も相談して、最後にたどり着いたのが電源不要の光学機器。未来を探して一周したニャ。
老眼になるまで待つ必要はなかった
30年前の自分に猛烈に薦めたくても、当時は買う金がなかった。しかし、10年前なら視力も財力も今より余裕があった。
実体顕微鏡は、見えなくなった人が見えるようにするだけの道具ではない。
肉眼で見える人が、肉眼ではできない精度で工作するための道具でもあった。
老眼になるまで待つ必要はなかった。これは模型工作を続けるための補助具ではなく、模型工作そのものを変える精密工作機械だった。
実体顕微鏡シリーズ
- 老眼対策で実体顕微鏡を買ったら、模型工作の必需品になった
- 模型用実体顕微鏡の選び方――本体・架台・補助レンズ・照明
- 実体顕微鏡はなぜ作業しやすいのか――立体視と2D映像の違い
- 実体顕微鏡で模型工具が化けた――ゲート処理・ヤスリ・タガネ実践編

チャッピー

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