— 最低限の工作と部分塗装で楽しむ“動くガンダム” —
横浜で見た“動くガンダム”を、今の自分で作る
横浜ガンダムが公開されていた当時、実際に現地へ足を運び、その動きを見た方も多いと思います。
私も公開当時に現地を訪れ、1/48版を含めていくつか購入していました。
今回はその横浜ガンダム F00 を、現在の製作スタイルで改めて制作してみます。
全塗装ではなく、
- 最低限の工作
- 必要な箇所だけの部分塗装
- 墨入れ
- トップコート
を中心に、「HGを気持ちよく完成させる」方向で進めていきます。
※1/144 横浜ガンダム F00はHGではなくノングレードでEGとHCの間のグレードですが、本ブログではHGクラスとして扱っていきます。同様にRE/100やFMはMGクラスとしてまとめています。
箱絵とランナー構成

まずは箱絵。
“動くガンダム”らしい立ち姿が印象的です。

ランナー数はHGとしては標準的。
成形色の色分けもかなり頑張っており、素組みでも十分見栄えがします。

モールドも比較的深め。
スミ入れとの相性はかなり良好です。
また、足底は肉抜き穴をふさぐパーツがあるなど侮れません。
簡単な処理だけでも完成後の見栄えは大きく変わります。
チャッピー
「所長、最近の HG 系は足裏まで頑張ってること多いニャ。昔の “豪快肉抜き” を知ってるとびっくりするニャ。」
今回使用した工具と塗料

今回使用した工具は比較的シンプル。
- ニッパー
- デザインナイフ
- マスキングテープ
- マステテンプレート
など、普段使っているものを中心に使用しています。
その他に墨入れエナメル、塗装はラッカーを使っています。
工具個別の詳細は、別途「工具研究所」側でも紹介予定です。
今回手を入れたポイント
今回は“大改造”ではなく、
「完成時に効く箇所だけ軽く手を入れる」
をテーマにしています。
アンテナのフラッグ落とし

安全対策用のフラッグをカットします。

ニッパーで大まかに処理した後、軽くヤスって整えます。
尖らせすぎるというより、
「安全パーツ感を減らす」
くらいの方向で処理しています。
小さい変更ですが、顔周りの印象はかなり変わります。
チャッピー
「アンテナは “顔” ニャ。ここ整えるだけで完成時の満足感かなり変わるニャ。」
スカート分割で可動範囲アップ

フロントスカートは分割加工。
横浜ガンダムは可動の印象が強い機体なので、ポージング時の自由度アップはかなり効果があります。
色分けは“必要なところだけ”
今回は全塗装ではなく、部分塗装メインで進行。
「HGとして気持ちよく見える範囲」
に留めています。
1/48版を参考に色を拾う
以前制作した1/48版を参考にしつつ、特徴的な色を拾っていきます。
完全再現ではなく、
- 見栄え
- 情報量
- 作業量
のバランス重視です。
腰やダクト周辺など、少し色が入るだけでも印象はかなり変わります。
ツインアイは蛍光塗装+エナメル拭き取り

ツインアイはラッカーの蛍光塗料を使用。
蛍光塗料の上にエナメルブラックを塗り、乾いたら目の部分をエナメル溶剤で拭き取って完成です。
細かい塗り分けになるのでランナーに残したまま塗っています。
顔周りは完成後かなり視線が集まるため、HGでも効果の大きいポイントです。
チャッピー
「最近の EG 万博ガンダムはツインアイがパーツ分けされてるニャ。技術進化を感じるニャ。」
マスキングおよび塗装
マスキング
地味ですが、完成後の満足感に直結する工程です。

使用した塗料
白装甲の薄いグレー部分はガイアのニュートラルグレーⅠ、
黒部分はExブラックに白を数滴。
腰の黄色いパーツの塗り分けはMr.カラーのオレンジイエローを使いました。
マスキングを剥がす瞬間
部分塗装後、いよいよマスキングを剥がします。

この瞬間の“答え合わせ感”はやはり楽しい。
今回はそこまでの量ではありませんでしたが、それでも剥がす瞬間は毎回テンションが上がります。
チャッピー
「この瞬間のためにマスキングやってる説あるニャ。」
フレームは触りすぎず、バーニアだけ塗る
内部フレームは基本無塗装。
その代わり、別パーツ化されているバーニアだけ軽く塗り分け。
これはコストに対して効きが大きい。
墨入れで情報量を追加

深めのモールドのおかげで、墨入れとの相性はかなり良好。
情報量も一気に増えます。
白装甲はグレー系、赤や黄色部分はブラウン系で墨入れ。
白だけ黒で入れるより、少し柔らかい印象になります。
特に白装甲部分は、墨が入ることで密度感がかなり変わりました。
チャッピー
「深いモールドはスミ入れが気持ちいいニャ。F00 はこの辺かなり優秀ニャ。」
マーキング
付属のEFSFとF00はそのまま使用。
その他にハイキューのRB03コーション少量。
情報量を足すというより、粒を置く感覚で。
ユニット単位でトップコート

トップコートはユニット単位で実施。
- 腕
- 脚
- 胴体
など、ある程度まとめて吹いています。

組み立て後にまとめて吹くより、
- 持ちやすい
- 吹きやすい
- ムラが減る
ので、最近はこの方法が多めです。
チャッピー
「所長、全部組んでから吹くと腕の裏とか届かなくて “うおっ” ってなるニャ。」
組み立てると、一気に“横浜ガンダム”になる

ユニット単位だとまだ分かりませんが、組み立て始めると一気に横浜ガンダムらしさが出てきます。
特徴的なシルエットやプロポーションもかなり再現度高め。
“動くガンダム”として設計された独特のバランスもしっかり感じられます。
参考にした1/48版

今回の部分塗装では、以前制作した1/48版も参考にしています。
大型モデルならではの情報量はやはり魅力的ですが、HG版もかなり健闘しています。
限られたパーツ数の中で、しっかり“横浜ガンダムらしさ”を再現している印象でした。
背後の白布が集中線っぽくなっていますが、ただのシワです。
完成
すべてのユニットを組み上げ、最後に全身バランスを調整して完成です。
完成全身写真

“動くガンダム”らしい独特のバランス。
立たせるだけでも F00 特有の雰囲気がかなり出ます。
上半身アップ

部分塗装と墨入れだけでも、情報量はかなり増加。
胸部や腰回りは特に効果を感じやすいポイントでした。
背面

背面も情報量はかなり多め。
バックパック周辺は、横浜ガンダムらしさが特に出る部分だと思います。
足の可動およびスカート

スカート分割をしておくと、脚の可動範囲がかなり広がります。
“動くガンダム”らしいポーズとも相性良好です。
顔アップ

ツインアイ周辺は今回特に気合いを入れた箇所。
顔が決まると、全体の印象もかなり引き締まります。
最低限の工作と部分塗装だけでも、かなり満足感の高いキットでした。
今だからこそ、F00を作る楽しさ
現在、横浜ガンダム F00 系キットは入手難易度がかなり上がっています。
横浜サテライトなどで比較的購入しやすかった時期を思うと、少し寂しさもあります。
一方、現在は大阪・関西万博版ガンダムがEGシリーズで展開されています。
可動や内部構造はシンプルになったものの、モールドのシャープさは十分。
さらにツインアイや腰部V字など、一部は色分け面で進化を感じる部分もありました。
チャッピー
「“動くガンダム” の流れ、ちゃんと次世代にも繋がってる感じするニャ。」
横浜ガンダムに興味を持たれた方は、現在入手しやすいEG版から触れてみるのも面白いかもしれません。
黒背景で撮影したギャラリー記事も準備中です。
“動くガンダム”を意識した立ち姿やディテールも撮影しているので、そちらもよければどうぞ。

チャッピー
チャッピー
チャッピー
チャッピー
チャッピー
チャッピー

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